・中古で3-4万円台で買えて高い描写力
・NikonFマウントFX機対応(一眼レフフルサイズ機)広角ズームレンズ
・軽量・コンパクト(全長95mm・重量385g)
AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDを手に取ると、まずその軽量コンパクトさに驚かされます。上位の広角ズームレンズ2本と比べると、AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VRより295gも軽く、AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G EDと比べると615gも軽い385gしかありません。全長も95mmと非常にコンパクトです。
AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDは【N(ナノクリスタルコート)】は施されていないのですが、Nikon独自のコーティングは施されており、ナノクリスタルコートに劣らないと評判です。またVR(手ブレ)非搭載も広角レンズでは比較的シャッタースピードは低速でもブレにくい(一般的に1/焦点距離と言われる)のであまり気にしなくていいと言う意見もあります。このような評価からカメラマン夫はAF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VRとAF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDで悩んだ結果AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDを購入することにしました。カメラマン夫は「D750」と「Z5」で使用しています。レンズが軽いため全くバランスを崩すことなく、非常にホールドしやすいです。ズームリングの操作はスムーズで良好でインナーズームなのでレンズの全長が変化しないためスマートな出で立ちです。
Nikon AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDの特徴
実際にNikon AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDを使用しているカメラマン夫がAF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDの特徴を紹介します。
約385g&インナーズーム
AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDの一番のメリットと言えるのがこの約385gの重量と焦点距離で全長の変わらないインナーズーム。これにより軽量・コンパクトで実際に手にした時は見た目以上に軽くコンパクトに感じます。
18-35mm 標準広角域までカバー
広角端(ワイド端)は18mmと十分に広角レンズの楽しさを味わうことができます。
最近の広角ズームレンズでは14mm程度のレンズも多く、広角レンズ好きのカメラマンさんには物足りない人もいると思います。しかし初めての広角レンズであれば十分に楽しめる、広角レンズを実感できるレンズです。
また望遠端(テレ端)は35mmあるのは大きな魅力です。35mmは標準レンズのワイド側とも言える焦点距離です。広角レンズながら35mmまでズーム域があるため、標準レンズへのレンズ交換の手間も省けます。
↑18mmにて撮影
35mmにて撮影
ズーム全域で最短撮影距離28cm
ズーム全域で最短撮影距離が28cmと被写体に近づいて撮影できる。そのためダイナミックな撮影ができる。
↑35mmで花にグッと寄って撮影(熊本県:阿蘇)
SWM採用 静音・高速のオートフォーカス
超音波モーターSWM(Silent Wave Motor=超音波モーター)を搭載しおり、静かで高速なオートフォーカス撮影が可能です。
Nikon AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDの注意点
ここからはNikon AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDの注意点も紹介。注意点もレンズの特徴と撮影技術で補えます。注意点・デメリットはレンズとうまく付き合うためにも大事なチェックポイントです。
広角端は18mm
ミラーレス一眼に移行してからの広角ズームレンズでは広角端が14mm程度のレンズもあり、広角レンズとしては物足りないユーザーさんもいるのは確かです。しかし、初めての広角レンズとしては十分だと感じます。
NikonZシリーズの広角ズームレンズでは「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」と超広角レンズと言える焦点域です。問題は価格NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは30万円程度、NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sは16万円程度と高額です。AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDは中古で4万円程度。画角の広さと価格を天秤にかけて、検討する必要があります。
F値は変動
AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDは型式の通り「F値がF3.5から4.5で焦点距離に応じて変動します」
こちらに関してもF値の変動を嫌うカメラマンさんもいれば、広角レンズは絞って使うことが多い(F値を8や11にする)カメラマンさんの場合は気にならないんではないかと考えられます。
手ブレ補正がない
AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDには手ブレ補正機能がありません。Nikonで言うとVR機能です。手ブレに関しても広角レンズは中望遠〜望遠域と比較すると手ブレしにくいので「あまり気にならない」と言う声も聞かれます。
私はFTZマウンターを使ってZ5で使うのでZ5のボディ内手ブレ補正を使うことができます。このように組わせによっては対策することも可能です。
ナノクリスタルコートではない
Nikonの高級ラインレンズに施されることが多いナノクリスタルコート。このナノクリスタルコートがAF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDは施されていません。
ナノクリスタルコートに関してもユーザーの間では「ナノクリスタルコートをしている広角レンズとは写真をよく見比べないとわからないレベル」と聞きます。AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G ED自体がFマウントレンズ最終期のレンズであるため、通常のレンズコーティングもハイレベルなものになっているのではないかと噂されています。
AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDの作例
AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDを購入してから風景写真のバリエーションが増えたと感じます。標準レンズからのステップアップで悩み中のカメラマンさんで風景写真が中心の人は次の一本は広角レンズを選んでみてはいかがでしょうか。
一眼レフとミラーレス一眼に取り付けた時の外観
【D750+AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G ED】
【Z5+FTZⅡ+AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G ED】
D750+AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDとの組み合わせはFマウントFX機(フルサイズ)最軽量ボディとFX対応広角ズーム最軽量の組合せだけあって、絶妙なバランスで違和感のないぴったりした見た目とフィット感です。
Z5+FTZⅡ+AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G EDはどうしてもマウントアダプターが間に入るため不格好に見えます。しかし撮影フォームに入ると違和感なく操作でき、レンズとボディの重量バランスも良く違和感なく撮影に望めます。
商品紹介
【Nikon AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5-4.5 G ED】
購入は基本中古になります。市場的に4万円前後から状態の良いものが購入可能です。
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