【小三元レンズ】・ズーム全域でF値/4で一定(F4通し)
・大三元レンズより一段暗いが軽量
・焦点域も広いことが多い
例)大三元24-70mm⇔小三元24-105mm
レンズ交換式一眼カメラ(一眼レフ・ミラーレス)を用いた撮影において欠かせないのが、レンズです。レンズの選択によって写真表現が大きく変わります。今回は、広角、標準、望遠の各焦点距離で開放F値/4を採用する【小三元レンズ】について説明します。
小三元レンズは大三元レンズの弱点である重量と大きさを軽量、コンパクトにしたレンズが中心になります。
大三元レンズについては以下記事を参考にしてみてください。
小三元レンズ
プロカメラマンからカメラ愛好家たちの間で高い支持を受ける【大三元レンズ】【小三元レンズ】と呼ばれる特別なレンズジャンルが存在します。小三元レンズはズーム全域の焦点距離で、常に開放F値/4と数値で大三元レンズと比べて軽量で柔軟な焦点域(例:大三元24-70mm⇔小三元24-105mm)を提供してくれます。
ここでは小三元レンズについて解説します。
大三元レンズについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
小三元レンズとは
小三元レンズとは、ズーム全域で開放絞り値がF/4のズームレンズを言います。
大三元レンズ同様に広角・標準・望遠の3本がラインナップされることから「小三元レンズ」と呼ばれます。
大三元レンズのワンランク下の位置づけになるレンズではありますが、軽量コンパクトで価格面でも大三元レンズよりリーズナブルという特徴が小三元レンズにはあります。
小三元レンズ:ズーム全域でF4通しのレンズ
小三元レンズとは、ズーム全域で開放絞り値がF/4のズームレンズを言います。
基本的には【F4通しのズームレンズで広角(16-35mm)・標準(24-70(105)mm)・望遠(70-200mm)の3本】がラインナップされることから「小三元レンズ」と呼ばれます。
Nikonの小三元レンズ
Nikonの小三元レンズは一眼レフカメラ対応のFマウントと一眼ミラーレスカメラ対応のZマウントがあります。ここではFマウントとZマウントのレンズを紹介していきます。
Nikonさんも一眼ミラーレスカメラのZマウントに移行しているのでFマウントレンズで検討されている人は中古市場では探すのをオススメします。これからカメラを始める人にはZマウント対応のカメラ・レンズがオススメです。
NikonFマウントの小三元レンズ
一眼レフカメラ対応のFマウントレンズの紹介です。一眼ミラーレスカメラ対応のZマウントの登場により、中古市場では比較的リーズナブルに手に入れることができるレンズになりました。
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
実用性と機能性に富んだ標準ズームレンズ
FXフォーマット時、画角84°の広角域から望遠域までの画角範囲をカバーする5倍標準ズームレンズ。開放F値は4で一定。絞り開放から安定した高画質が得られます。ゴースト、フレアの少ない鮮明な画像が得られるナノクリスタルコートを採用。高いブレ軽減効果を発揮するVR機構(手ブレ補正効果3.5段CIPA規格準拠)も搭載しています。(NikonHPより)
AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
解像の素晴らしさとVR が魅力の超広角ズームレンズ
FXフォーマット時、画角107°の超広角域から63°の標準的な広角域まで、広い画角範囲をカバーする超広角ズームレンズ。薄暗い室内や夕景を、手ブレを気にせず撮影できるVR機構(手ブレ補正効果2.5段CIPA規格準拠)が、手持ちによる広角撮影の可能性を広げます。(NikonHPより)
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
プロフェッショナルの信頼に応える鮮明な望遠ズームレンズ
焦点距離70mmから200mmまでの望遠域を開放F値4一定でカバーする軽量・コンパクトな望遠ズームレンズです。ゴースト、フレアの少ない鮮明な画像が得られるナノクリスタルコートを採用。ブレ軽減効果が極めて高いVR機構(手ブレ補正効果4.0段※CIPA規格準拠)を搭載しています。最短撮影距離1.0m、最大撮影倍率1/3.6倍でクローズアップ撮影にも威力を発揮します。(NikonHPより)
NikonZマウントの小三元レンズ
一眼ミラーレスカメラ対応のZマウントレンズ。現行のレンズです。Zマウントレンズは発売より高い評価を得ているレンズです。
Zシリーズの小三元レンズは望遠レンズの70-200mm/F4が発売されていません。Zマウントなら100-400mm、それかAF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VRをFTZ(マウントアダプター)を使って使用することになります。
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
描写力と携行性に優れた高性能な常用標準ズームレンズ
無限遠から近距離にかけての収差変動を抑制した光学設計により、ズーム全域で、画面の中心から周辺までシャープで均質な描写が得られます。ED非球面レンズ1枚、EDレンズ1枚、非球面レンズ3枚を採用。使い勝手のよい標準域の焦点距離範囲、f/4で一定の開放F値、ズーム全域で実現した0.3mと短い最短撮影距離で、幅広い撮影フィールドや被写体に対応します。また、ボタンレスの沈胴式ボディーを採用し、携行性に優れた機動力と高い光学性能を両立しています。(NikonHPより)
NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
広角24mmから120mmまでをカバーしながらもクラス最軽量
多彩なシーンで機動力を体感できる、S-Line、開放F値4一定の標準ズームレンズ静止画、動画を問わず、すべての焦点距離で高い光学性能を発揮し、街角や旅行先でのスナップ撮影から報道・スポーツの現場まで、幅広いシーンと被写体に対応します。至近から無限遠まで軸上色収差を効果的に補正。ピント面前後の色にじみを抑制し、絞り開放からの高い解像感を際立てます。さらにナノクリスタルコートとアルネオコートが、高い逆光耐性を実現。最大撮影倍率も0.39倍と高く、またマルチフォーカス方式の採用で優れた近距離性能を達成しており、花や虫などのクローズアップ撮影も高画質で楽しめます。(NikonHPより)
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
小型軽量で光学性能に優れた、フィルター装着が可能な超広角ズームレンズ
Zマウントシステムだからこそ実現できた高い光学性能と小型化を両立し、さらにニコンFXフォーマット(フルサイズ)対応レンズとして世界で初めて※レンズ先端にフィルターを直接装着可能にした、焦点距離14mmからの超広角ズームレンズ。EDレンズ4枚、非球面レンズ4枚を採用し、高画素デジタルカメラのポテンシャルを最大限に引き出す高い解像力をはじめ、優れた光学性能を発揮します。静止画、動画を問わず、超広角から広角までの焦点距離範囲を活かした、ダイナミックな映像表現が手軽に楽しめます。(NikonHPより)
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