NikonからFX(フルサイズ)対応の「Z マウント」用の標準単焦点レンズ【NIKKOR Z 50mm f/1.4】を発表しました。このレンズは9月12日午前10時から予約が開始され、9月27日より正式に発売されます。
NIKKOR Z 50mm f/1.4は、7月に発売された「NIKKOR Z 35mm f/1.4」と同様のコンセプトで設計されており、明るい開放F値1.4を備えながらも、手に届きやすい価格と優れた携帯性を両立させたモデルです。
焦点距離50mmと自然な遠近感で被写体を描写することができ、ポートレートからスナップ、風景まで幅広いシーンに対応します。
開放F値1.4の大口径により、柔らかく大きなボケを作り出し、被写体を立体的かつ印象的に表現できます。一方、絞り込むことで、被写体のディテールや質感をシャープに描写することも可能です。このため、一本で多様な撮影スタイルに対応できるレンズとなっています。
また、動画撮影に配慮し、フォーカスブリージングの抑制にも注力した設計が採用されており、NIKKOR Zレンズ特有の高い光学性能を発揮します。さらに、小型・軽量設計で、全長は約86.5mm、重量は約420gと、持ち運びやすい仕様です。日常的な撮影にも気軽に使用できる点が魅力です。
主な仕様として、焦点距離50mm、最大口径比1:1.4、レンズ構成7群10枚(非球面レンズ1枚)、画角47度(FXフォーマット)、最短撮影距離0.37m、最大撮影倍率0.17倍、絞り羽根9枚(円形絞り)、最小絞りf/16、フィルター径62mmを採用しています。
レンズのサイズは74.5mm(最大径)×86.5mm、重量は約420gで、直販価格は81,400円(税込)です。
NikonZシリーズの単焦点50mmにF1.4が新しく仲間入りしました。SラインのF1.8に40mmのF2.0と標準域の単焦点レンズの選択肢が増えてうれしいですね。
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