【望遠600mm】予算6-8万円で手に入れる方法はあるか?

オススメ
このトンボの写真はマイクロフォーサーズ機にアダプターを使用して望遠600mmで撮影した写真です。
タイトルの通り【予算6-8万円以内】で【望遠600mmの撮影】をするための方法を考たので記事にしました。
撮影に慣れてきて望遠レンズに興味を持った、同じような悩みを持っているカメラマンさんの参考になれば、うれしいです。

なぜ600mmの望遠撮影をしたくなったか?

はじめは28-300mm高倍率レンズからスタート

もともと動物園好きで、もっと動物に寄って撮影がしたいと考えていました。そこで当時12,000円で中古の高倍率ズームレン「TAMRON AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061)」を購入しました。

はじめはNikonD750に組み合わせて望遠300mmで撮影をしていました。

使用カメラ :D750 レンズ:AF 28-300mm F3.5-6.3(Model A061) 露出補正:+1 露出プログラム:絞り優先オート シャッタースピード :1/500  F ナンバー:f 6.3  焦点距離 :300mm(35mm換算) ISO :Auto WB:Auto 編集ソフト:Affinity Photo
このような写真が撮れて嬉しく思っていましたが、もう少し近づいて撮りたいと思うようになりました。

APS-Cで焦点距離1.5倍

そこで元々、持っているAPS-C機NikonD7000を使えば【焦点距離が1.5倍換算】で300mmだと450mmで使えるので、そのNikonD7000と組み合わることにしました。

◯センサーサイズについてはこちらの記事も参考ください。
「フルサイズ」と「APS-C」の違い解説。画質・画角・対応レンズの違い

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一眼カメラの性能を理解する際に重要な要素が「センサーサイズ」です。これはカメラの性能や写真の質に大きな影響を与えます。初...


この組み合わせで撮影した写真が以下の写真です。

使用カメラ :D7000 レンズ:AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061) 露出プログラム:マニュアル シャッタースピード :1/2000  F ナンバー:f 6.3  焦点距離 :450mm(35mm換算) ISO :560 露出補正:0 WB:Auto
使用カメラ :D7000 レンズ:AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061) 露出プログラム:シャッター優先 シャッタースピード :1/2000  F ナンバー:f 6.3  焦点距離 :450mm(35mm換算) ISO :640 露出補正:0 WB:Auto
APS-C機を使うことで300mmの焦点距離を450mmで使えます。するともう少し被写体によりたくなってきました。飛行機もムツゴロウも、もう少し寄ることができれば、イメージに近い撮影ができるんじゃないかと「欲がでてきます」

マイクロフォーサーズ+アダプターだとMFに

今手元にあるマイクロフォーサーズ機のLUMIX DC-GF10にマウントアダプター「K&F KK9N0D18P」を使って焦点距離600mmの世界を体験しました。

このアダプターは4,000円程度で購入できるお手頃なアダプターです。

使用カメラ :LUMIX DC-GF10 レンズ:TAMRON AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061) アダプター:K&F KK9N0D18P 露出プログラム:シャッター優先オート シャッタースピード :1/800  F ナンバー:f 6.3  焦点距離 :600mm(35mm換算) ISO :500 WB:オート
このように公園の池の中央に停まったトンボも捉えることができました。しかしデメリットもあります。今使っているアダプターではマニュアルフォーカスのみのピント合わせになります。望遠のピント合わせはシビアで「オートフォーカスでカメラにアシストしてほしくなります」。オートフォーカス機能が使えるアダプターは20,000円程度するので、それであればいっそのことレンズを新しく購入することを考えました。

600mm望遠撮影システム

結局予算6-8万円程度で望遠撮影のシステムを考えました。結果2パターンに行き着きました。

①100-400mmレンズとAPS-C機を組み合わる

1つ目が【100-400mm望遠レンズ】です。すでに所有しているAPS-C機のNikonD7000を使って【100-400mmx1.5=150-600mm】で運用する方法です。

候補のレンズは2点

TAMRON
100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD (Model A035)


SIGMA
100-400mm F5-6.3 DG DN OS

 

レンズメーカーの2社が販売している望遠ズームレンズです。どちらも中古市場で6-8万円程度で購入することが可能です。対応するカメラボディを所有している場合はこの方法がベストかもしれません。

カメラマン夫
カメラマン夫

私の場合は、このレンズはフルサイズ対応なので所有しているフルサイズNikonD750、APS-CのNikonD7000、マイクロフォーサーズのLUMIX DC-GF10(+アダプター)でも使用できるのも良い点です

②OLYMPUS E-M10MK2+75-300mmの組み合わせ

次に考えたのが思い切って「望遠撮影はマイクロフォーサーズシステムを導入する」方法です。

OLYMPUSのOM-D E-M10 Mark II ボディを中古で40,000円程度でM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II を中古で35,000円程度で購入すると予算80,000円以内に収まります。

このマイクロフォーサーズシステムの導入のメリットは望遠レンズのデメリットである重量を軽くすることができる点とレンズを比較的低価格で手に入れることができる点です。

OM-D E-M10 Mark II 重量399g
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II 重量423g合計重量822gと前項で紹介した100-400mmのレンズより軽い重量で運用することが可能です。

さらにOLYMPUSであれば強力な手ぶれ補正機能があり、エントリー機のE-M10MarkⅡでの4段分の手ブレ補正が搭載されています。

 

カメラマン夫
カメラマン夫

一眼レフからミラーレスの移行を考えているカメラマンさんなど、カメラシステムの変更を考えている人は検討するのもアリだと思います。

 

 

まとめ

このブログ記事では、予算6-8万円以内で望遠600mmの撮影を実現する方法について詳しく解説しました。最初は28-300mmの高倍率ズームレンズからスタートした望遠撮影でした。

そこから更に遠くの被写体を捉えたい渇望から、これらの選択肢を検討しました。カメラマン夫のニーズに合わせてカメラシステムを選びました。この記事を通じて、望遠撮影に興味を持つカメラマンさんや、カメラシステムの変更を検討している人にとって、参考になる情報を提供できれば幸いです。

望遠撮影の世界は広大で魅力的です。一番のネックはレンズが高額な点!予算内で効果的なシステムを見つけることができるのがベスト。新たな撮影体験を楽しむキッカケになると幸いです。

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