夜スナップ
この日は福岡県にあるJR久留米駅周辺で夜のスナップ撮影を行いました。夜の撮影は練習をしないとなかなか難しいですよね?まだ夜の撮影をしたこと無いと言った人も一度チャレンジしてみてください。夜の撮影は初めてだと、おそらくイメージ通りの写真にできなかったり、ブレたりと日中の撮影との違いを感じるでしょう。
【夜の撮影が難しい理由】
- 暗い(低照明)
- ダイナミックレンジの差が大きい
- フォーカス合わせが難しい
- 手ブレ
- 高ISOによるノイズ問題
- ストロボの使い方
- ホワイトバランスの調整
【簡単に難しい理由を説明します】
- 暗い:夜間は明るさが制限されていて、光源が少ないため、十分な明るさを確保するのが難しい。ISO感度を上げることで明るさを補うこともできるが、ノイズや画質の低下が生じる可能性があります。
- ダイナミックレンジの制約:夜の場合、明るい部分と暗い部分のコントラストが非常に大きくなる。カメラのセンサーがその領域を正確に捉えるのは難しく、ハイライト飛びやシャドウが潰れなど、写真に影響が出る可能性があります。
- フォーカス合わせが難しい:低照明下では、オートフォーカスが正確に被写体を捉えることが難しくなります。被写体が暗くてコントラストが低い場合、正確にフォーカスを合わせるためにマニュアルフォーカスやペンライトなどでフォーカスを合わせるなどの工夫が必要になることがあります。
- 手ブレ:暗い環境では、シャッタースピードを遅くする必要があります。それによって手ブレが生じやすくなります。三脚や手ブレ補正機能(カメラ本体・レンズ)を使用するなどして、手ブレ対策する必要があります。
- 高ISOによるノイズ問題:ISO感度を上げるて対応する場合、画像中にノイズが増加し、画質が低下します。また、長時間露光を行う場合も同様に、ノイズや画質の問題が生じることがあります。手ブレ対策同様三脚や手ブレ補正機能を使用するなどの対策が必要です。
- ストロボの使い方:夜間の風景や都市部での撮影では、ストロボを使用することが難しい場合があります。また、ストロボを使用すると、被写体や背景の明るさのバランスが崩れることがあります。ストロボを使う時は事前の確認、練習が必要になります。
- ホワイトバランスの調整:夜間の照明は様々な色温度を持っており、それぞれ異なる色合いを持つことがあります。このような照明下での撮影では、適切なホワイトバランスの調整や色づくりが必要になります。
【カメラマン夫の対策】
- 明るいレンズを使う(単焦点レンズなど)
- 手ブレ補正のあるレンズやカメラを使う
- ISO感度の上限を決める(カメラマン夫の場合はISO6400)
- 三脚を持っていく(ISO感度、シャッタースピードで手持ちが困難なら使う)
- ストロボは基本使用しない(使いたい場合は事前に許可と練習をとる)
- ホワイトバランスはオート→太陽マーク→フラッシュマーク→マニュアルの順に確認していく
夜の撮影で参考にした動画
今回の撮影で参考にした動画はサトーカメラさんの【写真撮影】お祭りの雰囲気を出しながら上手に写真を撮ってみた撮影方法【オート先生】【見切れ担当:ともよ。】です。
この動画は夜のお祭りを撮る動画なんですが、たまたま駅に向かっている途中に見ていて、今回の夜景撮影に手法を取り入れさせてもらいました。
動画を参考にホワイトバランスを変えてみる
動画内でホワイトバランスを暖色にするんですが、試してみると写真の雰囲気が変わって夜のイメージを写真に出すことができました。
この手すりの写真はホワイトバランスを太陽マークに合わせて撮影しました。夜の駅の落ち着いた雰囲気を出せたと思います。
こちらの写真はホワイトバランスオートで撮影しました。見えたままの写真は撮れているのですが、構内の照明で夜の雰囲気は出せていないと感じます。
駅などの外と内を隔てるものがない環境だと色づくりと言うのがとても難しくです。コレばかりは練習をして夜の撮影に慣れていかないといけません。夜の撮影に慣れてきたら、そこから自分の好みや味を出して行けるはずです。
最近は照明がLEDに変わって、ホワイトバランスがオートだと夜のイメージが出せないケースが多々あります。昔の白熱電球のイメージに感じる風景なら、そのイメージになるように設定を変えて撮影してみましょう。
はじめは難しいと思います。時間をしっかり確保して同じシーンを設定を変えて何枚も撮影してみましょう。難しい場合はホワイトバランスオートでRAW撮影して、家でイメージに近いホワイトバランスを探してみましょう。それが見つかったら、その設定でもう一度同じ場所で撮影をしてみましょう。するとどんどんとイメージに近い写真が撮れるようになります。
写真
撮影日:2023年5月
撮影のポイント
夜の撮影で難しく感じるのがイメージの色味が出ないことです。カメラマン夫も今回の撮影で思い切って暖色に振ると言った撮影をしてみて気づきました。夜の撮影(特にミックス光)では自分のイメージになるようにホワイトバランスを調整して撮影してみましょう。
少し暖かくなってきた最近の夜のイメージが私の中では暖色かかっていたので思い切って温かい色合いにしてみました。すると少し極端かとも感じましたがイメージに近い写真が撮れました。もしかすると冬に近づくと寒色にすると寒い夜のイメージが表現できるかもしれないですね。今から秋や冬の撮影が楽しみになってきました。
撮影機材
カメラ NikonD750
現在メインで使用しているカメラNikonD750。「一眼レフカメラ」フルサイズセンサー搭載機(NikonではFX機といいます)です。2014年9月発売。有効画素数2432万画素、ISO100-12800、高速連続撮影約6.5コマ/秒、質量約840g(バッテリー、SDカード含)と一世代前の機種ですが現在でも活躍するスペックを持っています。またD750の魅力はなんと言ってもフルサイズセンサー搭載で軽量と言った点でしょう。
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レンズ Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
Nikon純正の標準単焦点レンズ。静粛なAF撮影ができるSWM搭載しており、大口径単焦点レンズ。重さ約185gと非常に軽くコンパクトです。価格を凌駕する高画質。手軽にカメラボディーと一緒に持ち歩け、背景のボケを活かせる明るい単焦点レンズ。いつでも気軽に持ち出せる万能レンズです。
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三脚 SLIK GX-S 6400
ファミリー向けのベーシック4段三脚。
全高:1,540mm、エレベーター下げ全高 :1,275mm、縮長:470mm、重量:1,250g、地上最低高:455mm、最大パイプ径21mm、段数4段、最大搭載重量:1.5kg、付属品:ケース、材質:アルミと至って普通の三脚です。
ファミリー向けの文言はありますが、初めての三脚にはもってこいの「優秀三脚」です。カメラマン夫も購入してからこの三脚ばっかり使っています。
番外:福岡県久留米市の紹介
福岡県久留米市は、福岡市から南へ約30kmの場所に位置します。人口は約30万人です。福岡県内でも中心的な役割を果たし、商業や工業が盛んな都市です。
福岡第三の都市ですが、移動は車がおすすめです。久留米の良いところは佐賀・熊本・大分とアクセスもいいところです。久留米を起点に九州をレンタカーで周るものもおすすめです。
久留米市には、多彩な観光スポットがあります。代表的なものとして、久留米市博物館や久留米城跡があります。久留米市博物館は、久留米市の歴史や文化を紹介する博物館で、久留米城は、戦国時代に築かれた城跡で、歴史好きには必見のスポットです。
じゃらん【久留米城跡】
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食文化も盛んな久留米市では、うどんやもつ鍋、焼き鳥などが人気の食べ物です。久留米うどんは、細くてコシのあるうどんで、多くの人に愛されています。
久留米市は、福岡市と比べると落ち着いた雰囲気があり、自然や歴史を楽しむことができる場所がたくさんあります。是非一度、久留米市を訪れてみてはいかがでしょうか。
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