はじめに
2023年、今年も日本の春の風物詩「さくら(桜)」を一眼レフカメラ片手に撮影しまいた。
今回の撮影では以下の3点を意識して撮影をしました。
- 望遠レンズを使って圧縮効果を使う
- APS-C機を使用して望遠側を有利に使う(APS-Cではレンズに書いている焦点距離x1.5倍の焦点距離になる)
*今回の撮影では300mmの焦点距離のレンズをAPS-C機(NikonD7000)で使うので焦点距離450mmで使える - 手ブレしないように【シャッター優先オート】を使って撮影する
標準ズーム以外のレンズを使ったことのない人がこの記事を読んで、望遠レンズに興味を持ってもらえるとうれしいです。
次項より撮影した写真と合わせて撮影方法の解説をしていきます。
写真
撮影日:2023年3月
撮影のポイント
今回のポイントは3点です。ここを意識すると誰でも今回紹介したような写真が撮れます。
- 望遠レンズを使って圧縮効果を使う
- APS-C機を使用して望遠側を有利に使う(APS-Cではレンズに書いている焦点距離x1.5倍の焦点距離になる)
*今回の撮影では300mmの焦点距離のレンズをAPS-C機(NikonD7000)で使うので焦点距離450mmで使える - 手ブレしないように【シャッター優先オート】を使って撮影する
望遠レンズの圧縮効果
望遠レンズは遠くの物を撮影するだけではなく、被写体と背景の距離が圧縮されたように映る【圧縮効果】があります。
Nikonが運営している「NICOSTOP」にて圧縮効果についての記事があります。こちらも参考にしてみてください。
上の項で紹介させていただいた桜の写真は花にフォーカスを当てて背景は溶けるようにボケて被写体の桜の花が浮き上がるように写っています。これは望遠レンズならでは圧縮効果を存分に活かした写真となります。
APS-C機を使って望遠を稼ぐ
今カメラマン夫が持っているレンズで一番、望遠まで撮れるレンズが「TAMRON AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061)」の300mmです。これを更に望遠で使用して、より【圧縮効果】を効かせたかったのでAPS-C機のNikonD7000を使って【300mmx1.5=450mm】の焦点距離で撮影しました。
【35mm換算で〇〇mm】て言い方聞いたことないですか?カメラマン夫はカメラに慣れてくるまで知りませんでした。この35mm換算とは簡単に言うと【35mm=フルサイズ機の場合】と言うニュアンスでカメラマン夫は理解しています。レンズに書いている「24-70mm」などの焦点距離はセンサーサイズの違いで焦点距を35mm換算に置き換えないといけません。
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- フルサイズ機は35mm換算=焦点距離x1(50mmのレンズは焦点距離50mm)
- APS-C機は35mm換算=焦点距離x1.5(35mmのレンズは焦点距離52.5mm)
*キャノンは1.6倍になります - マイクロフォーサーズ機は35mm換算=焦点距離x2(25mmのレンズは焦点距離50mm)
センサーについて理解ができないと難しい部分ではあるのですが上記のように【50mm標準レンズ】と言うのはフルサイズ機の場合なんですね。APS-Cだと75mmになって中望遠レンズになってしまいます。
ややこしくて、カメラマン夫は理解するまでに何ヶ月か、かかっていたよ。まずはフルサイズはレンズの数字通りで使える。APS-Cはレンズの数字の1.5倍。マイクロフォーサーズはレンズの数字の2倍が焦点距離て覚えればいいよ
デジタルカメラにはセンサーのサイズがあります。基本的には①フルサイズ②APS-C③マイクロフォーサーズの3つを耳にすると思います。私も撮影に慣れてくるまでセンサーサイズの違いの理解がありませんでした。このセンサーサイズの違いを理解すると今自分が持っているカメラとレンズの組み合わせや焦点距離の理解が深まると思います。
センサーの解説はソニーさんのHPのものがわかりやすいので以下にURLを貼りますので参考にしてください。
手ブレしないシャッタースピード
撮影モードを【シャッター優先モード】に設定します(NikonはS、CanonはTv)。
望遠レンズを使用するので手ブレをしない【シャッタースピード】で撮影します。カメラマン夫のシャッタースピードの決め方は【1/焦点距離以上】にすることです。今回は焦点距離450mmのレンズなので【1/450】以上のシャッタースピードに設定しました。
撮影場所
福岡県 秋月城跡
福岡県朝倉市にある「秋月城跡」。3月下旬から4月上旬は「秋月杉の馬場の桜」と言う名称で、たくさんの人が花見に訪れます。
清流と山に囲まれ、「筑前の小京都」といわれる城下町秋月。秋月城跡へと続く杉の馬場通りの両側には、約200本の桜の木が並び、春には約500mの「桜のトンネル」となります。夜は裸電球が桜を照らし、日中とは異なる幻想的な光景を楽しめます。
朝倉市HPより引用【観光マップ】秋月城下町 | 朝倉市【観光マップ】秋月城下町
所在施設: 秋月城下町
所在地: 〒838-0011 福岡県朝倉市秋月野鳥663
営業時間:24 時間営業
電話: 0946-52-1428
主な城主: 黒田氏
別名: 秋月陣屋
城郭構造: 平城
天守構造: 不明
廃城年: 1871年(明治4年)
築城年: 1624年(寛永元年)
近くには駐車場もたくさんあるよ。ただ桜の時期は平日でもたくさんの人だから少し離れた駐車場に停めて歩いて行くほうが無難かも!
撮影機材
カメラ NikonD7000
このD7000は私がカメラにハマるきっかけになったカメラです。ニコンのAPS-Cセンサー搭載の中級機です。D5000からの乗り換えでしたが手にした時の感動は忘れません。毎日の撮影が楽しくなり、写真を好きにしてくれたのは間違いなくこのNikonD7000です。
レンズ TAMRON AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061)
タムロンの便利ズーム28-300mm。これ一本でいろいろな表現ができます。
フルサイズ用の高倍率ズームレンズ。「高倍率」「安価」ということを感じさせない描写。ズームが故に、多少の歪みや、開放での甘さはあるものの、少し絞れば解像力はアップ。サイズも小さく、軽いレンズはタムロンの得意とするところ。旅行や山登りなどに揃えて持っていて損をしない1本です。
私が使っているモデルA061は古いレンズです(AFモーターがないモデル)。これから購入を検討している人はこのレンズの後継機種がオススメです。
*後継機種:28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD (Model A010)
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