はじめに
中古で3万円くらいで購入したNikonのDX機(APS-C機)D7000と同じく中古で1万5千円くらいで購入したTAMRONの28-300mmモデルA061の組み合わせで桜の撮影を行いました。
カメラ本体は10年ほど、レンズは20年ほど前に発売されたものです。「最新のミラーレス一眼カメラじゃないとキレイな写真て撮れない」と思っている人がいれば、このブログの写真を見てください。10年、20年前に発売されたカメラやレンズでも要点を押さえて意図のある撮影を行えば十分キレイに撮影できます。
写真
撮影日:2023年3月
使用カメラ :D7000 レンズ:AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061) 露出補正:+2 露出プログラム:絞り優先オート シャッタースピード :1/100 F ナンバー:f 6.3 焦点距離 :330mm(35mm換算) ISO :250 WB:Auto 編集ソフト:Affinity Photo
撮影のポイント
- 望遠レンズを使って圧縮効果を使う
- APS-C機を使用して望遠側を有利に使う(APS-Cではレンズに書いている焦点距離x1.5倍の焦点距離になる)
*今回の撮影では300mmの焦点距離のレンズをAPS-C機(NikonD7000)で使うので焦点距離450mmで使える - 手ブレしないように【シャッター優先オート】を使って撮影する
またAPS-C機を使うことでレンズの望遠機能を1.5倍換算できる利点を使っています。望遠になれば手ブレしやすくないります(古いカメラ、レンズは手ブレなどついてないのでなおさら)のでシャッタースピード優先に設定して撮影しました。
望遠レンズの圧縮効果
望遠レンズは遠くの物を撮影するだけではなく、被写体と背景の距離が圧縮されたように映る【圧縮効果】があります。
Nikonが運営している「NICOSTOP」にて圧縮効果についての記事があります。こちらも参考にしてみてください。
上の項で紹介させていただいた桜の写真は花にフォーカスを当てて背景は溶けるようにボケて被写体の桜の花が浮き上がるように写っています。これは望遠レンズならでは圧縮効果を存分に活かした写真となります。
APS-C機を使って望遠を稼ぐ
今カメラマン夫が持っているレンズで一番、望遠まで撮れるレンズが「TAMRON AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061)」の300mmです。これを更に望遠で使用して、より【圧縮効果】を効かせたかったのでAPS-C機のNikonD7000を使って【300mmx1.5=450mm】の焦点距離で撮影しました。
【35mm換算で〇〇mm】て言い方聞いたことないですか?カメラマン夫はカメラに慣れてくるまで知りませんでした。この35mm換算とは簡単に言うと【35mm=フルサイズ機の場合】と言うニュアンスでカメラマン夫は理解しています。レンズに書いている「24-70mm」などの焦点距離はセンサーサイズの違いで焦点距を35mm換算に置き換えないといけません。
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- フルサイズ機は35mm換算=焦点距離x1(50mmのレンズは焦点距離50mm)
- APS-C機は35mm換算=焦点距離x1.5(35mmのレンズは焦点距離52.5mm)
*キャノンは1.6倍になります - マイクロフォーサーズ機は35mm換算=焦点距離x2(25mmのレンズは焦点距離50mm)
センサーについて理解ができないと難しい部分ではあるのですが上記のように【50mm標準レンズ】と言うのはフルサイズ機の場合なんですね。APS-Cだと75mmになって中望遠レンズになってしまいます。
デジタルカメラにはセンサーのサイズがあります。基本的には①フルサイズ②APS-C③マイクロフォーサーズの3つを耳にすると思います。私も撮影に慣れてくるまでセンサーサイズの違いの理解がありませんでした。このセンサーサイズの違いを理解すると今自分が持っているカメラとレンズの組み合わせや焦点距離の理解が深まると思います。
センサーの解説はソニーさんのHPのものがわかりやすいので以下にURLを貼りますので参考にしてください。
手ブレしないシャッタースピード
撮影モードを【シャッター優先モード】に設定します(NikonはS、CanonはTv)。
望遠レンズを使用するので手ブレをしない【シャッタースピード】で撮影します。カメラマン夫のシャッタースピードの決め方は【1/焦点距離以上】にすることです。今回は焦点距離450mmのレンズなので【1/450】以上のシャッタースピードに設定しました。
撮影機材
カメラ NikonD7000
このD7000は私がカメラにハマるきっかけになったカメラです。ニコンのAPS-Cセンサー搭載の中級機です。D5000からの買い替えで手にした時の感動は忘れません。毎日の撮影が楽しくなり、写真を好きにしてくれたのは間違いなくこのNikonD7000です。
レンズ TAMRON AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061)
タムロンの便利ズーム28-300mm。これ一本でいろいろな表現ができます。
フルサイズ用の高倍率ズームレンズ。「高倍率」「安価」ということを感じさせない描写。ズームが故に、多少の歪みや、開放での甘さはあるものの、少し絞れば解像力はアップ。サイズも小さく、軽いレンズはタムロンの得意とするところ。旅行や山登りなどに揃えて持っていて損をしない1本です。
私が使っているモデルA061は古いレンズです(AFモーターがないモデル)。これから購入を検討している人はこのレンズの後継機種がオススメです。
*後継機種:28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD (Model A010)
まとめ
2010年に発売されたカメラと2004年に発売されたレンズの組み合わせで撮影した写真はいかがでしたか?もし「ミラーレス一眼を買わないといい写真が撮れない(そんなことないです)」と思ってカメラの購入に二の足を踏んでいる人は中古の少し古いカメラやレンズでも十分に美しい写真が撮れることを知ってもらいたいです。
どのカメラを使って撮影しているのかは重要ではありません。「何をどんなイメージで撮りたいか」と言った撮影者の意図が大事です。初めはオート撮影でいいです。次第に自分の色がだせる写真が撮れるようになります。
現時点(2023年4月4日)で今回使用したNikonD7000とTAMRONAF 28-300mmModel A061のセットを探してみました。D7000が3万円くらいで28−300mmのレンズがカメラのキタムラに中古があって1万円くらい。4万円で今回の撮影に使用したセットが購入できます。参考にしてみてください。
楽天市場カメラのキタムラ【中古】 NikonD7000一覧
楽天市場カメラのキタムラ【中古】 【並品】 タムロン AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di ニコン用 【交換レンズ】
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