写真編集するモニターはIPSでsRGB100%以上がおすすめ

雑記
•写真編集を行うにはIPSパネルのディスプレイが最適。
•IPSパネルは視野角が広く、色再現性が優れているため、正確で美しい色表現が可能。•特にsRGB色域を100%以上カバーするディスプレイを選ぶと、撮影した色を忠実に再現できる。•IPSパネルとsRGB100%以上のディスプレイは、プロフェッショナルにもおすすめの組み合わせ。
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そこでモニター選びの際によく耳にするIPSやTNなどのパネルについて書いてみようと思い今回の記事を執筆することにしました。

写真編集用のモニター選びでの疑問

カメラマン夫
カメラマン夫

写真編集をする人でモニターを選ぶ時に何を基準に選べばいいの?と疑問に思うことたくさんありますよね?
たまたまカメラマン夫は昔家電量販店で働いていたこともあり、モニター選びの基準はありました。しかし、これが「写真編集」と言うことにフォーカスを当てると、また疑問が増えてしまいます。
そこでカメラマン夫がいろいろなモニターを見比べてモニター選びの基準にしている項目を以下にあげます。

・23インチ以上
・IPSパネル←今回は特にここに注目
・sRGB100%以上←写真をする人はチェックポイント

TFT液晶とは?TN, VA, IPS型の違い

TFT液晶は、私たちが日常で使うモニターやスマートフォン、テレビなどに採用されている一般的なディスプレイ技術です。
TFTは「Thin Film Transistor(薄膜トランジスタ)」の略称で、画素ごとにトランジスタを配置することで、より高速かつ精細な表示が可能です。この技術により、フルカラーの表示が可能になり、明るさや発色が向上するなど、クリアで美しい画像を実現しています。

TFT液晶といっても、TN型VA型IPS型などの方式に分かれており、それぞれに特徴と用途があります。今回は、これらの方式の違いについて詳しく解説していきます。

1. TN(Twisted Nematic)型

**TN型(Twisted Nematic)**は、最も古くから存在する液晶ディスプレイの方式で、コストパフォーマンスに優れています。

特徴

応答速度が速い:動きのある映像でもブレが少なく、ゲーミングモニターなどに向いています。

コントラストや色再現性が低め:発色は他の方式と比較して若干劣ります。

視野角が狭い:上下左右から見た際に色が変化しやすく、正面からの視聴が最も適しています。

メリットとデメリット

メリット:安価で応答速度が速い点が魅力です。特に、eスポーツやFPSゲームなど、反応速度が求められるシーンでは有利です。

デメリット:視野角が狭いため、正面から見ないと色が正確に見えないことが多く、色再現性も低めです。

2. VA(Vertical Alignment)型

**VA型(Vertical Alignment)**は、液晶分子が垂直に配置されている方式で、黒の表現が得意です。コントラストが高く、発色が豊かであることが特徴です。

特徴

高コントラスト比:黒の表現が深く、映像にメリハリが出るため、映画鑑賞や画像編集にも適しています。

応答速度は中程度:TN型よりは遅いものの、IPS型よりは速い傾向があります。

視野角は中程度:TN型より広いですが、IPS型ほどではありません。

メリットとデメリット

メリット:高コントラストで、深みのある黒を表現できるため、映画鑑賞やデザイン作業などでの使用に向いています。

デメリット:応答速度がTN型ほど速くなく、ゲームなどの高速な映像では少しブレを感じることがあります。

3. IPS(In-Plane Switching)型

**IPS型(In-Plane Switching)**は、色再現性と視野角が優れている方式です。液晶分子が水平方向に並んで回転することで、視野角が広くなり、どの角度からでも色が変わりにくいのが特徴です。

特徴

広視野角:上下左右から見ても色の変化が少なく、複数人で画面を共有するシーンでも見やすいです。

高い色再現性:鮮やかな色表現が可能で、写真編集や映像制作に適しています。

応答速度はやや遅め:VA型やTN型より遅くなることがあり、ゲーム用途には不向きな場合があります。

メリットとデメリット

メリット:視野角が非常に広く、どの角度から見ても色が変わりにくい点が大きな魅力です。デザイン、写真編集、動画制作など色の再現性が求められる用途で選ばれることが多いです。

デメリット:応答速度が遅いため、動きの速い映像に弱い傾向があり、価格も他の方式と比べてやや高めです。

各方式の比較表

方式 応答速度 コントラスト 色再現性 視野角 コスト

方式 応答速度 コントラスト 色再現性 視野角 コスト
TN型 ◎(速い) △(やや低い) △(やや低い) ×(狭い) ◎(安い)
VA型 ○(中程度) ◎(高い) ○(良い) △(中程度) ○(中程度)
IPS型 △(遅い) ○(中程度) ◎(非常に良い) ◎(広い) △(高い)

用途別おすすめの方式

1.ゲーミングTN型

•応答速度が速いため、動きの速いゲームに最適です。

2.映画鑑賞や動画視聴VA型

•高いコントラストで黒がしっかり表現され、映像が美しく見えます。

3.デザイン・写真編集IPS型

•色再現性と視野角が優れているため、細かい色の表現が求められる作業に適しています。

まとめ

TFT液晶のTN、VA、IPS型にはそれぞれ異なる特徴があり、用途に応じて選ぶことが重要です。ゲーミングでは応答速度が速いTN型、映画鑑賞ではコントラストが高いVA型、デザインや写真編集では色再現性が高いIPS型が向いています。

ディスプレイを選ぶ際は、自分が何に重点を置いているのかを考慮し、最適な方式を選びましょう。


以下は価格.comでカメラマン夫がモニターを探す時に条件指定している一覧です。良ければ参考にチェックしてみてください。

・モニターサイズ24型以上
・IPSパネル
・色域(sRGB)100%以上をチェック
・輝度300cd以上をチェック
価格.com - パネル種類:IPSパネルのPCモニター・液晶ディスプレイ 比較 2024年人気売れ筋ランキング (輝度:300cd/m2〜400cd/m2未満,輝度:400cd/m2〜500cd/m2未満,モニタサイズ:24型(インチ)〜30型(インチ)未満,色域(sRGB):100%〜110%未満,色域(sRGB):110%〜120%未満,色域(sRGB):120%〜)
パネル種類:IPSパネルのPCモニター・液晶ディスプレイ製品一覧 人気売れ筋ランキングの高い順!たくさんの製品の中から、価格やスペック、ランキング、満足度など、さまざまな条件を指定して自分にピッタリの製品を簡単に探し出すことができます。(輝度:300cd/m2〜400cd/m2未満,輝度:400cd/m2〜500cd/...

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