以前、モヤモヤになっていたニコンZシリーズの『ハイブリッドAF』システムの動作について、開発の方に改めてお聞きしたのでご報告します! ちなみにZシリーズの『ハイブリッドAF』については公式HPに記載されている説明を要約すると「像面位相差AFとコントラストAFを自動的に切り替え、状況に適した方式で、素早く高精度にピントを合わせます。」と書かれていますね。これをそれぞれのAFモードで解説します!
◆AF-S(シングルAFサーボ) 基本的に像面位相差AFでピントを合わせを行います。暗かったりピントが大きく外れてしまったりなど、像面位相差AFでのピント合わせが難しくなった時にコントラストAFが働いて「ピントの追い込み」をします。また、初動の際に暗かったり、あらかじめピントが大きく外れていたりする場合にコントラストAFが最初に動くこともあるそうです。
◆AF-C(コンティニュアスAFサーボ) 基本的に像面位相差AFのみです。そして、追従時や連写時でも瞬間的にコントラストAFに切り替わって「ピントの追い込み」をすることはありません。ただ、初動の際に暗かったり、あらかじめピントが大きく外れていたりする場合、『最初に』コントラストAFが動くこともあるそうです。 以上です。 簡単に言えば、ZシリーズのハイブリッドAFは像面位相差AFが「ちょっと無理かも…。」となった時にコントラストAFが働くということですね。 ハイ、ここは期末試験に出るのでしっかり覚えておくように!!(笑)

ある一定のスキルを身に着けたカメラマンさんは「シングルAF」と「コンティニュアスAF」の使い分けに悩まれることも少ないないと感じます。実際に私もその一人です。
最近では最新機種のNikonZ5ⅡがAF-A(AF-SとAF-Cをカメラが自動で切り替えてくれる)を搭載しており、とりあえずAF-Aにしておいて、用途に合わせて切り替えることもできるようになりました。
しかし、ミラーレス一眼になりコントラストAFと像面位相差AFが存在することでAF-SとAF-Cの違いを改めて理解することが重要になると考えます。
そのことより、今回の助川さんの情報はとても有意義です。
有意義な情報が少しでもたくさんのカメラマンさんに届けばと思います。

今回の助川さんのツイートを引用リポストしたところ、Xでフォローいただけました!助川さんはお話がとても聞きやすく、鉄道撮影の際に参考にさせていただいていて、とても嬉しかったです。

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